大河ドラマ『真田丸』 特別インタビュー
真田大助役  浦上晟周さん

大助は父上のそばにいたいし、絶対に父上を失いたくないっていう気持ちもある。
自分が死ぬのも怖いだろうけど、離れていても父上のことは絶対に意識していたんだろうなと思う。

2016.12.27

―幸村の息子役ということですが、決まったときのご感想をお伺いできますか?

 オーディションでセリフをやったんですけど…他のオーディションと比べてすごく緊張していて、セリフをカミカミだったんです。全然受かった自信がありませんでした。だから、後日、事務所に呼ばれて台本を渡された時は、もうホントにうれしかったです。「まさか」っていう感じで、大河ドラマに出ることは一つの目標だったんで、「やってやろう」っていう気持ちがすごい強くありました。でもいざ入ってみたら緊張感がすごかったです。

―台本頂いてから収録まではどんな準備をされたんですか?

 『真田丸』は全部を見ていなかったので、動画で見返したり、真田大助がどういう人間だったのかを調べてたりしました。年齢は同い歳なんですけど、若くして切腹して死んでいて、時代の残酷さを身に染みて感じました。
 ドラマ自体は会話とか時代劇っぽくないところもあるじゃないですか。だから、他の時代劇と比べて感情移入しやすいし、すごい面白いなと思いました。でも殺陣とかはすごい本格的だし、そういうギャップも面白いなと思っています。
 僕が出る前の週なんですけど、草刈正雄さんが演じるおじいちゃんの真田正幸が死ぬところシーンの現場を見させていただいたんですけど、スタッフさんたちもこれまで一緒に作り上げてきた方だったから、ホントに喪失感というか、ロス状態なのが、クランクインして間もなくだったんですけど、伝わってきました。一人の武将として生きてたんだなと思って印象に残っています。

―クランクインの日はいかがでしたか?

 40話の父上と里芋を全部抜けっていうシーンがクランクインだったんですけど、最初どうしたらいいのかも分からなくて。歩き方から草履の履き方まで、もう何もかも所作の先生について一から練習させていただきました。あんまり時代劇の経験がなかったというのもあるんですけど、他の現代劇に比べたら、気を使うところが多いから、最初は動きがカチカチしてました。緊張しながら初日を迎えました。

―今回、演じている大助はどんな性格と考えていますか?

 プロデューサーとは、「そんなに口数が多いわけじゃなくて、そこにどれだけの存在感を持っていられるかが、大助のキーだよね」と話をしました。クランクインしたての頃、監督と言われていたのは「まだ戦も全く経験してないから、どっちかというと、普通の男の子でいい」と。あと、「内記さんに育てられたので、そこの寂しさとかがある」と。
 おとなしい、普通の少年が徐々に戦を経験して、武士になっていくというのをコンセプトにしてやってきました。

―内記さんとの碁のシーンで、本気でかかっていく内記が…。

 そうなんです。変に気を使って育てられないで、ああやって手加減なしに育てられたほうが気持ちが通じ合う気がします。
 内記さんが死ぬシーンも最後まで一緒にいさせていただいたので、やっぱり父上ともう一人内記さんという存在は大助にとってもすごい大きかったのかなと思います。